愛犬「りゅう」 ばいばい、またね

愛犬「りゅう」がなくなったのは、
平成十二年二月一日。
その日は、寒い日だった。
月日のたつのは早いもので、りゅう
がなくなってから六年になる。
こどものいない夫婦にとって、りゅ
うはこどもみたいなもの。



りゅうがなくなった日、りゅうは好
物のポテトサラダをおいしそうに食
べた。
三日位前から体が弱っていたので、
りゅうを室内に入れてやった。
りゅうは、室内に入れてもらい、と
てもうれしそうだった。
いつもは外の犬小屋にいたので、よ
ほどうれしかったのだろう。



体中痛かっただろうに、いつになく
おだやかなやさしい顔をしていた。
なにげなくりゅうをみたら、りゅう
が犬のベッドの中でたちあがり、左
手をあげて、「ばいばい」をしていた。



「どうしたの?」と近づくと、りゅう
は静かに目をとじた。
そしてそのまま目をさますことはなか
った。
余りにも静かなりゅうの死。
りゅうの横で休んでいた夫も、いつり
ゅうがあの世に旅立ったのか知らずに
いたようだ。



「あーちゃん。ばいばい、またね」と、
旅だっていったりゅう。
15年3ヶ月、私たち夫婦と暮らした
りゅう。
いつの日か、あちらの国で再びりゅう
に会いたい。
りゅうは私のことをおぼえていてくれ
るだろうか。


  りゅう、たくさんの楽しい思い出
  をありがとう。

  りゅうと一緒に生活することがで
  きて、あーちゃんは幸せだったよ。
  りゅうのこと、いつまでも忘れな
  いからね。



そんなりゅうの思い出を、りゅうの立
場から書いてみました。「みほようこ
小さな童話館」にのせてあります。
読んでくださいね。

   
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愛犬「りゅう」 ばいばい、またね


http://www.geocities.jp/dowakan/ryuu.html


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第1話


プロローグ


第2話


温かなカイロをありがとう

 
第3話


空から白いものが降ってきた。何だろう?


第4話


「わん」と鳴けたよ!!


第5話


あっ、あーちゃんが追いかけてくる!!


第6話


あっ、落ちちゃった・・・。


第7話


ぼくはボールが大好き。


第8話


ハプニング? あーちゃんの指をがぶり・・・。