「ふしぎな鈴」じいちゃんとばあちゃんの章

今日は私の祖母・おばあちゃんの誕生日。
・・・といっても、おばあちゃんは30年前にな
くなってしまったが。生きていれば、113才か
な?



なぜおばあちゃんの誕生日をおぼえているかとい
えば、母の誕生日の翌日が、おばあちゃんの誕生
日だったからだ。



おばあちゃんにとって、私は二番目の孫。
最初の孫が満州へ行っていたので、私が初めての
孫みたいなものだったらしく、「ようこ・ようこ」
といってかわいがってくれました。
「目の中に入れても痛くない」ということばがあ
るが、そんな感じに大事に育ててくれました。



私が生まれたのは、昭和18年。
戦時中でしたから、非農家の人たちが、お米や野
菜を買うのは大変な時代でした。でも、わが家は、
おじいちゃんやおばあちゃんが、お米や野菜をつ
くっていたので、お米や野菜を時々届けてくれた
そうです。



それでも、父や母は、さつまいもや豆の入ったご
はんを食べていた・・・と、話してくれました。
「私もそのごはんを食べたの」と聞いたら、「そ
ういえば、ようこはあまり食べなかったな」とい
いました。



父の話では、「私、豆いらない」「さつまいもい
らない」といって、皿の上に豆やさつまいもをひ
ろいだしていたとか・・・。
「おばあちゃんがお米を届けてくれたから、そん
なことができたのだろうね」と、父が話してくれ
ました。私がひろいだしたさつまいもや豆は、父
がかわりに食べていたのでしょうか。
まだ弟も妹も生まれていない頃でしたから、そん
なことも許されたのでしょうね。
私が二才頃の話です。


この日記でも、おばあちゃんのことを何回か書き
ました。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20050406




   ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」の章


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20060205



ふしぎな鈴は、みほようこの三冊目の本。
昨年九月、http://www.choeisha.com/
から、発行されました。


「ふしぎな鈴」は、私を大切に育ててくれたお
じいちゃん・おばあちゃん・そして父に読んで
いただきたいと思い、作った本です。



     おじいちゃん 
     おばあちゃん
     おとうさん

     私を大切に育ててくださり、ありがとう
     ございました。




ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)