生きていれば、56回目の誕生日。

今日、三月一日は、すぐ下の妹の誕生日。
しかし、妹はこの世にはいない。
一昨年の3月26日、癌でなくなった。
生きていれば、今日は56回目の誕生日で
ある。今、妹はどんな所で暮らしているの
だろうか。


今日はあいにくの雨だが、妹が生まれた日は、
とても良い天気だった。山の頂から太陽が顔
をだしたその時、妹が生まれた。私が七才、
弟が四才の時だった。


弟と二人で、美しい朝日をみていた時、「無
事うまれたよ」と、おばあちゃんが知らせて
くれた。弟とふたりで、妹に対面した。
元気なかわいい赤ちゃんだったのをおぼえて
いる。


   昨年の日記より 

http://d.hatena.ne.jp/youko510/20050301





   「花のほほえみ」より  
   妹がプレゼントしてくれたシンピジューム



妹は、私の二冊目の童話集・「竜神になった
三郎」をみることなく、なくなった。
それでも、本の表紙を決める時、「こちらの
表紙の方が良いよ」といって、出版社から届
いた表紙を選んでくれた。そして、その二日
後になくなった。
もう一ヶ月生きていてくれたら、「竜神にな
った三郎」の本をみてもらえたのに・・・。



みほようこの二冊目の童話集・「竜神になっ
た三郎」は、いろいろな意味で、私にとって
忘れることのできない本になってしまった。



竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)

竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)