「ライオンめざめる」の感想文


このページ(みほようこの日記)へ、いつもコメ
ントをくださる作太郎さんが、みほようこの四冊
目の童話集・「ライオンめざめる」の感想文を書
いてくださいました。



    作太郎さんへ


「ライオンめざめる」の感想文を書いていただきあ
りがとうございました。すてきな感想文を書いてい
だだきうれしく思います。
ありがとうございました。



   「さくちゃんのつれづれ日記」 


http://d.hatena.ne.jp/sakurasaku2005/



「ライオンめざめる」の感想文のページは、こちら。
10月26日のブログより。


http://d.hatena.ne.jp/sakurasaku2005/20061026#asin4862650279 
    

  
    「ライオンめざめる」感想文

 

読書週間に紹介する2冊目は童話である。
やっとアマゾンからみほ先生の本が届いた。密かに
アマゾンでは人気らしい。
大先輩ではあるが、信州出身の童話作家の方の本が
売れていることは私にとっても嬉しいことだ。



本書には「ライオンめざめる」「笛の音よ、永久に
ひびけ」「かきつばたになった少女」の3作品が収
められている。いずれも信州を舞台にした、自然と
野鳥(動物)溢れる素敵な物語である。



物語には霧ケ峰高原のレンゲツツジ、ニッコウキス
ゲ、杜若、松虫草など私にとっては馴染みの深い花
たちがたくさん出てくる。
美ヶ原高原や霧カ峰高原は子供の頃からよくいった
私の故郷のようなものなので、この物語を読んでい
ると心地よいノスタルジーが流れてくる。勿論、信
州出身でない方も自然が好きな方には心地いい風が
流れるはずだ。



長野ひろかず先生の挿絵が良くて、物語の温かさや
優しさを一層助長してくれる。



その中でも私が一番印象に残ったのは「笛の音よ、
永久にひびけ」である。
村の人々が集う丘の上にあった樹齢200年のカエ
デの木がスキー大会のために、人間に切り倒されて
しまう・・・・私たちはどうなるのだろう。森の仲
間たちはどうなるのだろう
楓がチェーンソーで切られる瞬間、痛みを感じる。



こうした気持ちが子供達にも伝わればいいと思った。
イオングループの岡田会長ではないが「木を植えた
く」なる物語である。
物語に出てくる人物や動物、植物は感情移入しやすい。



秋の読書週間、たまにはこうした童話を読んで、子
供の頃の純真な気持ちを思い起こすことはあなたに
とってきっと損にはならない。私、お薦めの1冊で
ある。



ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))