童話集「ライオンめざめる」は、みほようこ
の四冊目の童話集。
昨年十月、「鳥影社」から発行されました。
童話集「ライオンめざめる」
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu4.html
おとうさんからもらった誕生日のプレ
ゼント、ライオンのロケット。
そのロケットには、何千年も前の謎が
秘められていた。
表題作ほか、霧ケ峰高原を訪れたとき
に、風の神様から聞いた3つのお話を
収録。
・ ライオンめざめる
・ 笛の音よ、永久にひびけ
・ かきつばたになった少女
http://www.bk1.co.jp/product/2719469
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31785511
「ライオンめざめる」の感想
柵作太郎さん
今日ご紹介したいのは、信州出身の
id:youko510(みほようこさん)の4冊目
の童話「ライオンめざめる」。
風の神様からのおくりものシリーズで、信
州諏訪の風の神様から聞いたお話をまとめ
たものである。
「ライオンめざめる」、「笛の音よ、永遠
にひびけ」「かきつばたになった少女」の
3つのお話が掲載されている。
霧ガ峰高原や志賀高原を舞台にした童話は
どの話も温かい。
色で表現すると赤みかかった黄色のような、
読んでいてほっと和ませてくれる作品だ。
中でも特に印象に残ったが志賀高原の丘の
上の大きな楓の物語「「笛の音よ、永遠に
ひびけ」。
二百年間その土地で人々や森の動植物を見
守っていた。
ある日、そんなかえでの木が人間たちによ
って切られてしまうことになる。
「人間たちは、なぜ森の木を切ってしまう
のだろう。森では木や草や動物たちが、仲
良く助け合って暮しているのに」かえでの
この言葉が、とても印象に残っている。
そして、木が倒される日
「チェーーン」「チェーーン」
チェーンソーの音が聞こえる。
「ばさっ」「ばさっ」仲間の木が次次に切り
倒されていく。果たしてかえでの運は・・・・
この続きは、本書を買ってご覧いただきたい。