2008-11-24 昭和60年代の歌11 母の短歌 ベランダに白く乾ける大根を もみつつ嫁ぎし娘を思ひをり 一枚となりしカレンダーの風に鳴る 二階の部屋に硝子戸を磨く 久々に訪ね来し娘は編みかけの セーター持ち来て唯に編みをり 掃き寄するも松葉のみなる冬の庭 藪柑子の朱実に朝光集まる