2008-11-29 昭和60年代の歌16 母の短歌 三日前に声聞きたしとかけくれし電話が 友との終の別れとなりぬ 朝の日は 厨の窓に明るくて 季の移りを思ひ茶をのむ 再びの海外勤務で汝出発の今日は 鳥の声にも心乱しぬ 心配をかけぬが何よりの孝行と 母に言はれしを吾も娘に言ふ