2008-12-17 昭和60年代の歌34 母の短歌 淡き緑にこぞり萌へきしアサツキを つむ手に土の温かみ伝はる 小川辺の岸に群れ生ふる猫柳 白白として春陽をかへす 枯草の風にそよげる農道に 小さき餅草手間どりて摘む やりばなき心に耐えし幾日か イヌフグリ咲く野にいで来ぬ