2009-02-06 平成の歌46 母の短歌 在りし日に母剥きくれし真綿入れ 娘の半纏を今宵仕上げぬ 紙のごとく軽き宇宙食のストロベリー 含めば清かに香り広がる 山峡の谷間を白く包みゐし 霧のぼりくるわが立つ丘に 雲間より差しくる朝日に煌きつつ 舞ひくる雪は地につかず消ゆ