女神さまとの約束


   女神さまとの約束20


「白駒。とうちゃんは、だいじょう
ぶかしら?」
「女神さまが守ってくださってい
るから、おとうさんのことは心配
しなくてもだいじょうぶですよ。
ふくさん、これからどうしますか」



「もう少し、黄金色の花をさがし
てみます。
白駒、おねがいしますね」
ふくは、あらためて白駒にお願い
しました。



ふくと白駒は、再び黄金色の花を
さがして歩きました。
今度は馬からおりて、岩の裏まで
さがしました。
それでも、黄金色の花はみつかり
ません。


          つづく



     昨日の分は、こちら


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20091011#p1



     初めて読んでくださったかたへ


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20090923#p1



「女神さまとの約束」は、信州の
佐久にある湖・白駒の池に伝わっ
ている話をヒントにして、みほ
ようこが書いた物語。