沼河比売物語 7
あなたからの返事を待っていると、
山ではとらつぐみが鳴き、野では雉
がけたたましく鳴いています。
そして、庭ではにわとりが時をつげ
ています。
なんといまいましい鳥たちだろう。
どうか鳥たちのうるさい鳴き声をと
めておくれ。
こんな意味の歌でした。
すると、沼河比売が、家の中から、
こんな意味の歌を返しました。
八千矛神さま。私は、しおれた草の
ような女です。
私の心は、ふらふらとぶ水鳥のよう
です。
つづく
「沼河比売物語」は、「諏訪大社」
の祭神である「建御名方神」の母神
の物語。
沼河比売物語 1
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沼河比売物語 2
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沼河比売物語 3
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沼河比売物語 4
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沼河比売物語 5
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沼河比売物語 6