2014-04-25 古代出雲の王 大国主命 童話 大国主命の試練 2 「お父さま。玄関に、美しい青年が 訪ねてきています」 「何、美しい青年だと」 命は玄関へ行き、大国主命をじろり と観察しました。 玄関に立っていたのは、清らかな瞳 をした好青年でした。 「大国主命でございます」 「おまえが、大国主命か。母は元気 かな」 「はい」 「おまえに会うのは、初めてじゃのう」 すると、須勢理比売が「お父さま。こ のかたのこと、ずっと前から知ってい るような気がするの」といいました。 つづく