古代出雲の王 大国主命


    大国主命の試練 3


「娘は、この青年が気にいったの
だな」
しかし、命は、大国主命をみてい
るうちに、だんだん腹がたってき
ました。



「気にいらん」
命は、小声でつぶやきました。
「こんな男に、だいじな娘をとら
れてたまるか」
そう思った命は、大国主命が娘の
婿としてふさわしいかどうか、い
ろいろ試してみようと思いました。



命は、大国主命を、蛇の室へつれ
ていきました。
室の中には、大小の蛇がうじゃう
じゃいます。



      つづく