2014-05-02 古代出雲の王 大国主命 童話 大国主命の試練 9 大国主命がとほうにくれていると、 ねずみが一匹とびだしてきました。 「うちはほらほら、外はすぶすぶ」 ねずみはそういいました。 「中はがらんどうで、外はすぼまっ ていますよ」と、伝えたかったので しょうか。 大国主命が、足元をどんとふむと、 下は大きな穴になっていました。 穴の中へ入り、身をかがめ隠れて いると、近くまで燃えてきた火が 穴の上を通り、向こうへ遠のいて いきました。 つづく