古代出雲の王 大国主命


 やきもちをやく須勢理比売 5


すると、須勢理比売が大きな杯を
とり、大国主命のそばに寄り、杯
を捧げて歌を詠みました。



八千矛神よ、私の大国主命よ。
あなたは男だから、島の岬、港ご
とに妻がいるのでしょうね。



私は女ですから、あなた以外に男
はいません。
あなた以外に夫はいません。


    つづく