古代出雲の王 大国主命


  やきもちをやく須勢理比売 6


綾織りの帳がひらりとたれている
下で、カラムシの寝具の柔らかな
下で、タクの寝具のざわざわ鳴る
下で、淡雪のような私の白い胸を
やさしくだいてください。 



そして、私の手を枕にして、ゆっく
り足をのばしておやすみください。
さあ、お酒を飲んでくださいな。



 

     つづく