古代出雲の王 大国主命


   国譲り 2


天照大御神は、葦原中国が、年々
豊かな暮らしやすい国になってい
くのを、複雑な気持でみていました。



ある日。
天照大御神は、長男の天忍穂耳命
(あめのおしほみみのみこと)を
よんでいいました。



「下界の葦原中国は、私の弟や後
を継いだ大国主命が治めている国。
あの国は、あなたが治めるべき国
なのですよ。 すぐに下界へ降り
て行き、あの国を治めなさい」と。


     つづく