2015-02-18 諏訪の神話「明神さまの弓」 童話 明神さまの弓 18 ある日。 たけるは、城にたてこもっている 賊を討つため、越後へ向かってい ました。 碓氷峠を越え、山深い里にたどり ついた時、日が暮れてしまいました。 「困ったな。今夜は野宿か」 そう思いながらとぼとぼ歩いていく と、みすぼらしい一軒の家がありま した。 雨と風がふせげるだけのあばら家で した。 「こんばんは」 「こんばんは」 たけるは、玄関で声をかけました。 つづく