諏訪の神話「明神さまの弓」


   明神さまの弓 19


「こんなに遅く、どなたかな」
腰の曲がった老人が顔をだしました。



「旅の者です。今夜泊めていただけ
ないでしょうか」
「こんな山奥なので、何のもてなし
もできませんが、どうぞ」



ぐったり疲れていたたけるは、ほっ
としました。
老人はふとんを出すと、寝床をつく
ってくれました。


      つづく