諏訪の神話「明神さまの弓」


    明神さまの弓 24


老人は、しばらく何か考えている
ようでした。
「この弓は、わしがこの世で一番
大切にしているもの。 そなたを
信じて、弓を貸してあげよう」
「ほんとうですか。 ありがとう
ございます」



次の朝。
たけるは、老人が大切にしている
弓を借りて、越後へ向かって旅立
ちました。
越後へついたたけるは、賊がたて
こもっている城を攻めました。


     つづく