2015-03-28 古事記神話「山の神と海の神の娘」 童話 海彦山彦 10 「さあ、この舟に乗りなさい。 わしが舟を押すから、しばらくそ のまままっすぐに行きなさい。 そうすれば、よい潮の道がある。 その道にそって行けば、魚の鱗の ように並んだ大きな宮殿がある。 それが、綿津見神の宮殿じゃ」 「綿津見神とは?」 「海の神様じゃ。 宮殿の入口に、 大きな井戸がある。 そのそばに、 桂の木があるので、木に登って待っ ているがいい。 つづく