2015-04-30 牛に乗ったお玉さま 童話 牛に乗ったお玉さま 8 お玉の赤い緒のぞうりと、坊さん の白い緒の下駄でした。 お玉も、いつしか坊さんのことが 好きになっていたのです。 「死ななくてもよかったのに。 なぜ死んでしまったの」 「坊さんが好きだといってくれれば よかったのに」 一人娘をなくした長者夫婦は、なげ き悲しみました。 黒もお玉を慕って、「もぉー、もぉー」 となき続けました。 つづく