2015-05-30 古事記神話「古事記物語」 童話 天照大御神と須佐之男命 2 遠くから聞こえてくる須佐之男命 の足音を聞いた天照大御神は、び っくりしました。 「弟がここへ来るのは、なにかたく らみがあるにちがいない。 わが国 をうばおうと思ってやってきたので はないか」 天照大御神は、急いで髪をとくと、 みずら(男性の束ね髪)に結いなお しました。 そして、左右の髪には髪飾りを、両方 の腕には勾玉がたくさんついた八尺 (やひろ)の玉飾りを、鎧の背には千 本入れの矢入れを、鎧の胸には五百本 入れの矢入れをつけました。 つづく