2015-05-31 古事記神話「古事記物語」 童話 天照大御神と須佐之男命 3 そして、右手に弓を持つと、弓を つきたて、足が埋まるほど大地を 強くふみならしました。 すると、あたり一面に、庭の土が 粉雪のように飛び散りました。 戦う準備ができた天照大御神は、 須佐之男命がやってくるのを待ち ました。 「弟よ。何をしにここへきたのだ」 「姉上。 わしは、何もたくらんで はいない。 父が泣きわめいている わけを聞いたので、大好きな母の国 へ行きたいといったら、さっさと出 ていけと、追いだされてしまったの じゃ。 つづく