古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」27


天照大御神須佐之男命 7


「くそのような物は、弟が酔ってはいた
のでは」
「田のあぜをこわしたのも、溝を埋めた
のも、土地を広くしようと思ってやった
のでしょう」
天照大御神は、須佐之男命がやったこと
をかばいました。


その後。
須佐之男命のいたずらは、だんだんにひ
どくなっていきました。
ある日。
天照大御神が、はた織り小屋で女神たち
に布を織らせていた時。
須佐之男命は天井に穴を開け、皮をはい
だ斑入りの馬を、その穴から落しました。


         つづく