古事記神話「古事記物語」


  天照大御神須佐之男命 3


それで、別れの挨拶をしようとや
ってきたのだ。ただそれだけじゃ」
「弟よ。 邪心がないことを、どう
やって証明するの」
「こどもを生んで、あかしをたて
よう」
「じゃあ、そうしましょう」



天照大御神須佐之男命は、天の
安の河をはさみうけいをしました。



最初に、天照大御神がうけいを。
弟の十挙の剣を借り、剣を三つに
折りました。
そして、剣を清らかな井戸水で洗
って清め、がりがりとかんで、息
をふきかけました。


       つづく