古事記神話「古事記物語」


  木花之佐久夜比売 6


「妹は桜の花のように美しいのに、
なぜ姉は醜いのだろう。 あの二
人、本当に血のつながった姉妹な
のだろうか。 私は、一時間でも、
いや五分でも、石長比売とは一緒
に暮らすことはできない」


     
邇邇芸命は、石長比売を大山津見
神の元へ送り返しました。
大山津見神は、残念に思いました。
そして、自分の気持を使者に伝え
ました。


     つづく