2016-03-21 女神さまとの約束 童話 女神さまとの約束 2 ちらちら降っていた雪も、いつの まにかぼたん雪にかわりました。 雪は、どんどん積もっていきます。 庭も畑も山も、雪で真っ白になり ました。 そして、夕方には吹雪になりました。 その夜のことです。 「とんとん、とんとん」 だれか戸をたたいています。 「こんなにおそく、だれだろう? しかも、こんな大雪の夜に」 長者とふくは、おもわず顔をみあわ せました。 つづく