2016-06-07 ふしぎな鈴 童話 小桜姫とふしぎな鈴 6 「ねえ、おとうさま。花はいくつ 咲いているの?」 「ニ百くらいは咲いているだろう」 おとうさんはうれしそうにいいま した。 姫が七才になった春のある日。 庭の桜が満開になりました。 例年になく、美しい桜でした。 「今年の桜は、みごとじゃのぅ」 おとうさんはごきげんでした。 つづく