2016-08-09 ふしぎな鈴 童話 ふしぎなリュック 1 かなは四年生になりました。 かなの学校へ、古杉先生が転校し てきました。 小柄な色の白い先生でした。 先生はかなのクラスの担任になり ました。 先生は、いつも背中に、灰色のリュ ックをしょっています。 そのリュックは、さんざん使ったも のらしく、古い物でした。 かなはリュックをみるたびに、「新 しいリュックを買えばいいのに」と思 いました。 初めて灰色のリュックをみた時から、 かなはリュックのことが気になってし かたがありませんでした。 つづく