2017-02-22 竹取物語 童話 竹取物語 貴公子たちの求婚 6 すると、姫が。 「じいや。何をいうのですか。じ いのいうことは、何でも聞いてい るではありませんか。私は、じい のことを、ほんとうの親だと思っ ていますよ」 「姫。うれしいことをいってくれ るね。じいは、今年七十になった。 いつまで生きていられることか・・・。 じいが気になるのは、ただ一つ。 姫のことだけ。この世の人は、男 は女をめとり、女は結婚してこど もをうむ。そうやって、一族が栄 えていくのじゃ。姫は、結婚する 気はないのかね」 つづく