2017-11-27 井戸で鳴く黄金色のにわとり 童話 井戸で鳴く黄金色のにわとり 11 「いよいよ、戦が始まるのか」 姫は、城に住んでいる人々や、 城下の人たちのことを心配しま した。 「吉岡城の下条が、織田に降参 したらしい」 「松尾城の小笠原も、降参した そうだ」 「飯田城の保科が、高遠城へ逃 亡した」 こんな知らせが、毎日のように、 信廉の元へ届きました。 つづく