女神さまからのおくりもの


   諏訪からきた少年 6


「あのひとは、誰だろう。白駒、
どこへ行くの。待ってー」
清太は、自分の声で目がさめま
した。
「夢か・・・」
白駒のことが心配になった清太
は、馬小屋へ急ぎました。



小屋をのぞいた清太は、心臓が
とまるくらいびっくりしました。
白駒がいません。
あれは夢ではなく、本当のことだ
ったのでしょうか。
清太は、他の馬小屋も探しました。
でも、白駒はいません。


        つづく