女神さまからのおくりもの


   諏訪からきた少年 11


清太と吉衛門は、なぜか親子に
まちがわれました。
忙しい生活を送っている清太に
も、たった一つ、楽しみがありま
した。



白駒の背にきよを乗せ、八ヶ岳
のふもとの高原を、二人で走り
まわることでした。
きよと高原を走っている時、清
太は幸せでした。


        つづく