女神さまからのおくりもの


座禅草が咲いている高原で 10 


「じゃあ、これからは・・・きよちゃん
って・・・よぶね」
清太が、はずかしそうにいいました。



「白駒。出発するぞ」
「清太さんは、白駒が好きなのね」
「うん。おらは、白駒が大好き。白
駒も、おらが好きだと思うよ。ねぇ、
白駒」
白駒は、「私も、清太さんが大好き」
というように、「ひひーん」となきま
した。


       つづく