女神さまからのおくりもの


 ゆうすげの花咲く高原で 34


「とうちゃん。ゆうすげの花って、
美しい花ね。私、時間がたつのも
わすれて、ゆうすげの花をみてい
たの。おそくなってごめんなさい」



「無事に帰ってくれば、それでい
いのだよ。清太、遅くまでご苦労
さま。風呂に入って、早くお休み」
吉衛門が、清太に声をかけました。


        つづく