女神さまからのおくりもの


  清太、山の中の湖へ 17


清太は、湖のほとりで、ごろん
と横になりました。
真っ青な空。青く澄んだ湖。
「気持いいなぁ」
そうつぶやくと、清太は深い眠
りに入っていきました。



どのくらいの時間がすぎたので
しょうか。
「清太、清太」
誰か、清太をよんでいます。
「あっ、この声、前に聞いたこと
がある。そうだ。この声は、白駒
がどこかへ出かけた時に聞いた
声とそっくりだ」
「清太、こっちですよー」
清太は、声のする方に向かって、
どんどん歩いて行きました。


      つづく