女神さまからのおくりもの


  清太、山の中の湖へ 16


きよは、その後部屋から出てき
ませんでした。
届ける食事にも、手をつけてい
ないようでした。



そんなきよの姿をみて、吉衛門
は自分がしたことを後悔しました。
「清太。どうか無事でいておくれ」
吉衛門は、心の中で、清太の無
事を祈りました。


      つづく