古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


古事記神話「古事記物語」81


大国主命

沼河比売 7


すると、ぴかっと稲光が。
根知彦と馬は、その稲光に当たり、飛
んでいる姿のまま石になって落ちてし
まいました。


根知彦に勝った大国主命は、早速沼河
比売(ぬなかわひめ)のやしきへ行き、
求婚の歌を詠みました。


私、八千矛神(やちほこのかみ)は、
すてきな妻を探して日本中を歩きまし
たが、みつけることができませんでした。
遠い越の国に、賢くて美しい女性がい
ると聞き、求婚するためやってきました。


       つづく