[童話]女神さまとの約束
女神さまとの約束 23
「はい。守ります」
ふくは、そう答えました。
白駒も、うれしそうに「ひひーん」とないています。
水たまりの中へ手をいれてみると、なんとあたたかな
湯でした。
黄金色の花は、湯の中に咲く花だったのです。
ふくと白駒は、あたたかな湯に手と足をひたしました。
ふくは、花びらを一枚とり、湯にひたしました。
そして、黄金色の花びらで、手と足をさすってみました。
すると、ふしぎなことに、疲れがいっぺんにとれました。
つづく
童話「女神さまとの約束」は、みほようこの五冊目の
童話集「竜の姿をみた少女」に収録されています。
https://mihoyouko.web.fc2.com/douwasyuu5.html
童話集「竜の姿をみた少女」の価格は、現在 1540円です。