2009-01-21から1日間の記事一覧

平成の歌31

在りし日に夫の植ゑたる花大根に 紋白蝶のもつれつつ舞ふ 埃立つ迄に乾きし門先に 土竜もたげし黒土匂ふ 透視板に医師の貼るわが胃の写真 恐れを持ちて覗見をする ヒムロ誌に吾と同じく亡き夫と 詠める歌多しなべて寂しも

りゅうの俳句1295

・あのこども ならなかったら 黄金かも ・あの顔の 約束すると 向こうだね ・日だまりに いうではないか 感じかな ・あの心が 約束したる 黄金なり ・このまゆを ならなかったら こどもなり

福寿草

「花のほほえみ」より 福寿草 俳人の飯田龍太さんのことば 福寿草は、「日溜まりに寄り合った カナリヤの雛の感じ」。 (天声人語より抜粋)

黄金色のまゆ玉

黄金色のまゆ玉19 「まゆ玉のことはともかくとして、 私は寒いのが大嫌い。 今までずっとがまんしていたけれ ど、ここは日が沈むのも早いし、と ても寒い。 こんな寒い所には、これ以上住め ないわ。 私は、湖の向こう側の日がよくあ たる場所へいって暮ら…