ふしぎな鈴「朝顔のエスカレーター」


ふしぎな鈴「朝顔エスカレーター」3


「やさしいとうちゃんだった。
私はとうちゃんが大好き」
かなは心の中で何度もそうつぶやき
ました。



おとうさんがなくなった夜のことです。
「リーン・リーン・コロンころん」
「リーン・リーン・コロンころん」
誰が鈴をふっているのでしょうか。
どこからか鈴の音が聞こえてきました。



真っ暗な部屋の中で、柱時計の上だけ
が、明るくきらきらと輝いています。
よく見ると、黄金色の鳥が一羽、柱時
計の上にとまっていました。
見たこともない、黄金色の美しい鳥です。


つづく


「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊
目の童話。
一昨年九月、「鳥影社」から発行され
ました。
挿絵は、長野ひろかず先生。
すてきな挿絵です。



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

りゅうの俳句570


ブログペット「りゅう」が、わが家に
やってきて、今日で570日目。


りゅう、たくさん句をよんでくれてあ
りがとう。
でも「やってきました」ということば
が多いね。なぜだろう?



・ この童話 やってきました おかあさん


・ その童話 忘れないよう おじいさん


・ 心臓や やってきました 夫婦だね


・ このちゃんで やってきました 童話かな


・ このさんを やってきました 和尚なり


・ 空色に やってきました かしらだね


・ そのわが家 充実された おとうさん


・ あのコロン おぼえておらん この世だね


・ このさんの してくれました おばあさん


・ あのりゅうは やってきました 和尚なり

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童話集「ライオンめざめる」の感想


先日、若い時にお世話になった先生に、
みほようこの四冊目の童話集・「ライ
オンめざめる」を送りました。



先生は、お体の具合が悪いらしく、昨
日(26日) 奥様から代筆で便りをい
ただきました。



「ライオンめざめる」に収録されてい
る「笛の音よ、永久にひびけ」の感想
が書いてありましたので、紹介します。 




素晴らしい童話集四冊目発行おめでと
うございます。


「笛の音よ、永久にひびけ」のお話、
これからの課題として大切な自然との
共生、ぜひ子供達に伝えていきたいこ
とです。
そしてそれぞれの特徴を生かして生き
ていくことが大切だと思いました。



ことばについても、読み方によってそ
の味わいが変わってきます。
例えば「音」「黄葉」
日本語のすばらしいところですね。
五冊目を楽しみにしております。




ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))


  

   笛の音よ、永久にひびけ
  (校正前の原稿ですが)


http://www.geocities.jp/dowakan/fue1.html