白駒の池物語


  白駒の池物語109


「きよ。すべての使命を終え、あ
なたがこちらの国へもどってくる
日を待っていますよ」
きよは、女神さまの声を聞きなが
ら、家路につきました。



「きよちゃーん。
あの湖はね、白駒の池っていうん
だよ。
きよちゃんが、こちらの国へもど
ってくる日を、待っているよー。
きよちゃん、元気で暮らしてね」
どこからか、清太の声が聞こえて
きました。


              おわり



長い間、「白駒の池物語」を読んで
いただきありがとうございました。
いつの日か、一冊の本にできたら
いいなと思っています。



「白駒の池物語」は、信州佐久にあ
る「白駒の池」に伝わっている話を
ヒントにして、みほようこが書いた
物語。



     昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081122#p




初めてこの物語を読んでくださった
かたへ


    白駒の池物語1


http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080807#p1



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昭和60年代の歌10


アメリカシロヒトリに食まれしくるみの二度萌えの

   緑の中に花房ゆれり



ガンセンターの見学終へしバスの中に

   癌を克服せし君の体験談をきく



恵那山のトンネル越えしバスの窓

   拭きて山並の紅葉に向かふ



時雨止みて日のさす塀にからまりて

   葉の落ちし蔦に果実残れり

りゅうの俳句1236

・この山を 紅葉したる 桜なり


・この花を あらわれました 物語


・あの小鳥 紅葉しては おじいさん


・その終 話されたり 囲炉裏だね


・あの南 紅葉すなる 小鳥なり