星のメール


  星のメール1


星の好きな少女がいました。
少女の家は、アルプスの山々が目
の前にみえる丘の上にありました。



夜になると、少女は外へでて、星
をみます。
広々とした空には、たくさんの星
が、きらきら輝いていました。



少女は「オリオン座」が大好き。
おとうさんが最初に教えてくれた
星、それがオリオン座でした。
「オリオンはね、美男子で力持ち。
その上、狩がとても上手だったの
だよ。



でも、オリオンは人々にもてはや
されているうちに、ごうまんにな
ってしまった。
そして、最後はアポロンの妹に、
殺されてしまったのだよ」
おとうさんは、少女にこんな話を
してくれました。


         つづく

昭和60年代の歌18


地這瓜の蔓かたづくる先々へ

   小さきこほろぎ光りつつ飛ぶ



夏休みの子等の帰省に合わせ蒔きし

   とうもろこし丁度食べ頃となる



推敲は作歌の最初で最後なりと

   先生のみ教へ心にしみぬ



帰国せし孤児の従姉妹と通訳を

   通し話すはいたくもどかし

りゅうの俳句1244

・あの雪で はてなするのは 桜だね


・この星が 動作したれば 童話なり


・このほろの 帰省されたる 従姉妹だね


・あの春が 紅葉すると 椿かな


・あの童話 帰省したれば 夫かも