「竜神になった三郎」あとがき

風の神様って、知っていますか？

諏訪大社の明神さまは、狩猟の神様・農耕の神
様・風の神様ともいわれ、大昔から諏訪の地を
おさめてこられた偉大な神様でございます。

今年は七年に一度の諏訪の神様のお祭「御柱祭」
が盛大に行われます。
神様も、御柱祭をさぞ楽しみにして待っておられ
ることでしょう。

ある日、私は諏訪湖のほとりにたたずみ、ぼんや
り諏訪湖をながめていました。
すると、風の神様が「竜になった三郎」と、「朝
日長者」のお話をしてくださいました。
今日はみなさんに風の神様から聞いた二つのお話
をお伝えしたいと思います。

平成十三年八月「風の神様からのおくりもの」と
いう本を、鳥影社さまで作っていただきました。
その本には「明神さまの姿をみた少女」「風の神
様からのおくりもの」「雪んこの舞」「守屋山に
黄金色の花が咲いた」の四つのお話がのっており
ます。ぜひこのお話も読んでいただきたいと思い
ます。

この童話集を作るにあたり、鳥影社の百瀬さまは
じめ、多くのスタッフのかたに、大変お世話にな
りました。
また長野先生には、お忙しい中を本当に素晴らし
い挿絵を描いていただきありがとうございました。
先生が描いてくださった挿絵をみておりますと、
心が和んできます。
大勢のかたのお力添えで、素敵な童話集ができま
したことを、心から感謝しております。　

　　　　　　平成１６年１月

　　　　　　　みほようこ

　
　　　　　「諏訪大社上社本宮」の写真

http://www.geocities.jp/dowakan/tegami48.html

「竜神になった三郎」は、みほようこの二冊目
の童話集。　
一昨年四月、http://www.choeisha.com/
から発行されました。

湖につき落とされた三郎が、地の神に助けられ、
心のやさしさゆえに、竜神となる表題作ほか、
守屋山の明神様にまつわる、福寿草と少女の話
を収録。
信州諏訪の風の神様から聞いた話をまとめた第
２弾。

http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html