童話「かきつばたになった少女」


童話「かきつばたになった少女」12


かきつばたがいなくなって一ヶ月後。
おばさまはかきつばたの後を追うようになくなって
しまいました。宝物のようにかわいがってきたかき
つばたがいなくなって、おばさまは生きるはりあい
をなくしてしまったのでしょうね。



かきつばたのおとうさんとおかあさんも、大切な娘
とかわいい妹をなくし、がっくりしていました。
二人は、毎日霧が峰へ行き、かきつばたをさがして
歩きました。
「かきつばた、かきつばたー。どこにいるのー」と
さけびながら。
かわいい娘をさがす二人の声が、草原に悲しくひび
きわたりました。



山彦も毎日霧が峰へ行き、かきつばたをさがしまし
た。でも、かきつばたをみつけることはできません
でした。かきつばたはどこへ消えてしまったのでし
ょうか。


                         つづく


このつづきは、本ができた時に、公立の図書館など
で読んでいただきたいと思います。



童話「かきつばたになった少女」は、今年の秋、
http://www.choeisha.com/から
発行される、みほようこの四冊目の童話集・「ライオン
めざめる」に収録されます。



童話集「ライオンめざめる」は、「風の神様からの
おくりもの」シリーズ4。
今、本を製作中。
九月末までには、本ができる予定。



 「ライオンや 読んでもらえる 童話かな」

    わが家のBlogPet「ryuu」の句



   今までに発行された「みほようこ」の本



     風の神様からのおくりもの―諏訪の童話




    竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)




    ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)