童話「ライオンめざめる」


    童話「ライオンめざめる」8


「神さま、ライオンはなぜ小さくされてしまったの
ですか」
かなは、神様にたずねました。
「このライオンはのぅ、二千年位前、西の国の王妃
がかわいがっていたライオンじゃ。ある日、ライオ
ンは魔法をかけられ、小さくされてしまったのじゃ」



「じゃあ、ライオンはなぜいたいよぉってないてい
たのですか」
「それはのぅ、まほうをかけられた時、まほうつか
いの杖で、何度も強くなぐられたのじゃ。だから、
体中が痛いのじゃろ」


つづく


童話「ライオンめざめる」は、みほようこの四冊目
の童話集・「ライオンめざめる」に収録されます。
「ライオンめざめる」は、「風の神様からのおくり
ものシリーズ」4。



童話集「ライオンめざめる」は、今月末(九月末)に
http://www.choeisha.com/
から、発行される予定です。



つづきは、本ができた時、公立図書館などで読んでく
ださいね。