竜の姿をみた少女


    竜の姿をみた少女3


ところが・・・。
三郎があまりに美しい妻をもらったので、兄たちは
三郎にやきもちをやきました。
やきもちをやいた兄たちは、三郎を魚つりにさそい
だし、湖の深いふちに三郎をつき落としてしまった
のです。



湖につき落とされた三郎は、神様に助けられ、地の
国の王子になりました。三郎は、地の国で十年近く
暮らしました。地の国の生活は、夢のような生活で
したが、三郎は愛する妻のことを忘れることができ
ませんでした。



三郎は、神様の許しをもらい、千日かけて、やっと
の思いで村にもどってきました。
しかし、村にもどった三郎は、なぜか竜になってい
たのです。
こんなお話でした。
 

  つづく


「竜の姿をみた少女」は、みほようこの二冊目の
童話集・「竜神になった三郎」の続編。



竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)

竜神になった三郎 風の神様からのおくりもの (2)



 収録されている童話

  
  ・  竜神になった三郎 

  ・  福寿草になった少女
 


http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu2.html