ふしぎな鈴「かな生まれる」1
小桜姫がなくなってから、五百年近い月日がたち
ました。
南アルプスの山々が美しくみえる町に、女の子が
生まれました。かなが生まれた時、丘の上の桜が
とても美しく咲いていたそうです。
かなは、おとうさんとおかあさんと三人で暮らし
ています。おとうさんは町の小学校へ勤めていま
した。かなは笑顔のすてきな、心の優しいこども
でした。
かなの庭には、南天・梅もどき・まゆみなど、実
のなる木がたくさん植えてあります。その木へ、
小鳥がたくさんやってきます。
つづく
「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話。
一昨年九月、「鳥影社」から発行されました。
- 作者: みほようこ,長野ひろかず
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (436件) を見る