ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」


  ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」4


「じいちゃーん、じいちゃんはどこー」
かなはおじいさんの家へ行くたびに、おじいさんを
探して歩きました。でも・・・おじいさんはどこに
もいませんでした。
「死ぬということは、姿がみえなくなるということ
なのかしら」
かなはそう思いました。



いつも温かな心でかなに接してくれたおじいさん。
おじいさんとのなつかしい思い出は、かなの心に強
く残りました。
「人はいつか死んでしまうのだな」ということを、
かなはおじいさんの死を通して知りました。



「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の童話。
一昨年九月、「鳥影社」から発行されました。



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)